デザインの制作をするときに、配色はとても重要な要素になります。見た人が受ける印象や、商品・サービスのイメージに大きく影響を与えます。
この記事では実際に私がデザインの実務でも使用している配色本のおすすめを3冊ご紹介します。
- デザイン制作で使える配色本のおすすめ3選
- それぞれの本のいいところ・残念ポイント
- それぞれの本の購入がおすすめな人
おすすめ配色デザイン本①:3色だけでセンスのいい色
この本は3色の配色パターンがたくさん紹介されています。
カラーコードだけでなく、RGBやCMYKの値も記載されているため、Webや印刷物など、媒体に関わらず使用することができます。
デザイン事例と合わせて配色パターンが紹介されているので、制作するデザインのイメージにぴったりな配色を探したい方におすすめ。
また本の中で紹介されているデザインがどんな色構成で作成されているのか、ベース/アクセント/サブカラーの比率はどの程度なのかなど、作例と合わせて紹介されています。
デザインを勉強し始めた初心者の方には、配色の勉強も兼ねて使用できるので勉強中の方にもおすすめ。
ただし全てのデザインが3色だけでデザインされているわけではなく、白黒+3色で作成されて作例もあるので、純粋に3色のみのデザイン事例を見たい方には合わないかもしれません。
- イメージや使用シーンから配色を探したい
- デザインを勉強し始めたばかりで配色を学びたい
とお考えの方にはおすすめです。

おすすめ配色デザイン本②:配色デザイン良質見本帳
配色デザイン良質見本帳は、私がデザイン制作で一番使用している本です。正直本当におすすめしたい。
この本は既に世に出ているデザインが掲載されていて、そのデザインがどんな配色でできているのかが配色毎、デザインイメージ毎にそれぞれ紹介されています。
配色本というとイメージから配色を探せる本が多いと思うのですが、それだけではなくて色相・トーンから配色を探せるのがこの本の大きな魅力だと思います。
作例も実際に使用されているデザインが掲載されているので、現場や実務でお客様やチームメンバーとの打ち合わせのお供にも使用することができます。
また配色に困った時のTipsも最終章に用意されていて、デザインの仕事をする人、勉強している人は1冊持っておくだけで心強い本です。
1冊目にご紹介したの3色だけでセンスのいい色と同様、カラーコードとRGB、CMYKで色の値は記載されているので、媒体に関わらず使用することができます。
デメリットを一つ挙げるとすると、カラーパターンのバリエーションは少なめなので、「配色パターンをとにかくたくさん持っておきたい」と考えている人は物足りなさを感じてしまうかもしれません。
ただ配色パターンだけであれば他の書籍やインターネット上を検索するだけでもかなり出てくるので、他の手段で補完できると思います。
- 配色理論の基礎を学びたい人
- お客様やチームの打ち合わせに使える配色本を探している人
に特におすすめです。

おすすめ配色デザイン本③:COLOR DESIGN カラー別配色デザインブック
COLOR DESIGN カラー別配色デザインブック は、色から配色パターンを探すことができる、配色本には新しいスタイルの本です。
カラーはメインカラー、アクセントカラー、サブカラーを決めてデザイン制作をすることが多いと思うのですが、この本が役立つのは特に「メインカラーは決まっているけど他の色はどうしよう?」という場合や、「あと一色、色を使うとしたら何色がいいだろう?」と悩む場面にはおすすめです。
既に決まっている使いたい色のページを開くと、その色にあったおすすめの配色が紹介されています。しかもその配色も2配色、3配色、4配色と数パターンあるので、困ることはほぼありません。
ただ、色に関しては一部、カラーコードが載っていない部分もあるのでそこはCMYKかRGBの値から変換するか、それぞれの数値を適宜入力する必要が出てきてしまい、若干の手間になってしまうのが少し残念ポイントです。
でもメリットである、「既に決まっている色に合う色を探すことができる」というポイントはメリットとしてとても大きいので、他の配色本と合わせて持っておきたい1冊です。
- 既に持っている配色本の他に、もう1冊違う視点の配色本を探している人
- 配色を決めるときに「あと一色何にしよう…」と悩んだ経験のある人
には特におすすめです。

おすすめの配色デザイン本3選:まとめ
- 3色だけでセンスの良い色
- 配色デザイン良質見本帳
- COLOR DESIGN カラー別配色デザインブック
をご紹介させていただきましたがいかがでしょうか?
どの本も実際に私が購入し制作業務で使用しているものになりますので、気になる本があればぜひチェックしてみてください!