この記事では、Webデザイン・グラフィックデザインを仕事としている私のiPadの活用方法についてまとめています。
- iPadがYoutube専用になっている
- iPadの購入を検討している
- デザインの仕事で活用したい
という方におすすめの記事ですので、ぜひ最後までご覧いただければ嬉しいです。

デザイナーの私が使用しているiPad
私はiPadPro2020年モデルを愛用しています。
iPadPro 11インチにしたポイント
- Appleペンシルの第二世代を使用したかった
- 画面の広さ
- 性能のたかさ
第一世代のAppleペンシルの充電の不格好さは有名ですが、iPadProのスマートさの方にとても強く惹かれていました。
また、10.5インチiPad、iPadAirにはまだホームボタンがついていたので、ホームボタンもない方が画面がより広く使えていいなあ、と思っていました。
iPadProには12.9インチもありますが、持ち運びをしたかったので重すぎるのは避けたくて、最初から候補にはありませんでした。
それからデザイナーという仕事で使う以上、クリエイティブ系のアプリは動作にパワーが必要になってくるだろう、と考えてProの購入に至りました。
iPad活用する場面
ここではどんなときにiPadを使用するか一例を挙げてみます。
- 制作の打ち合わせ時、内容のメモ
- デザイン方向性のまとめに、画像や資料をまとめてピックアップ
- お客様へデザインのご提案資料の作成
- 制作中のメモ
- スクリーンショットへの書き込み
デザインを制作するときはいきなりソフト上で作るのではなくて、事前に手書きでラフを出したり、方向性を考えたりします。
デザインを制作する前段階の部分で使用することが多いですね。
もちろんYoutubeをみたりすることもあります。笑
デザイナー目線で考えるiPadProの良い点
私が考えるiPadProのメリットは以下のとおりです。
- Apple Pencilが使える
- 本や資料の持ち運びが気軽にできる
- 画面情報の共有に便利
- 軽い作業はiPadで完結できる
一つずつ解説します。
Apple Pencilが使える
正直これのために買った、と言っても過言ではありません。
例えば、今までノートに記録していたあらゆるメモや記録など、iPadを購入してから全てiPadにまとめることができました。
今はなかなか外出が難しいですが、iPad一台で打ち合わせ、デザインの手書きラフ、お客様へご提案の資料作りまでを行うことができるので、Adobe Illustrator や Photoshopで作業する以外をiPadで行うことができます。
持ち運びが気軽にできる
これはiPad自体のことはもちろんですが、私はそれ以外のところで重宝しています。
それは本や資料です。
例えば、対面でお客様と打ち合わせを進めるときに、デザインの参考資料となる本やお客様のお仕事に関する資料など、制作を進めるのに必要な資料を全て持ち運ぶとなると、そこそこの重量になってしまいます。
デザイナーという仕事をしているのに、とても大きなカバンを持っていたら、なんとなくスマートではないような気がしてなりませんよね。
でもiPadがあればこの薄い板1枚あれば全て持ち歩くことができて、しかも見た目もスマートになります。
そのほうがかっこよく決まるのではないでしょうか。
画面情報の共有に便利
これはiPadで表示している画面をプロジェクターに映したりすることもできるので、大人数での打ち合わせやプレゼンにも活躍できます。
私は個人で働いているので、なかなか上記のような機会はありません。ですが、お客様と対面で打ち合わせをするとき、デザイン案のすり合わせを行う時などにはiPadでイメージを共有させていただきます。
スマホより画面は大きくて見やすく、綺麗な状態で確認ができます。
軽い作業はiPadで完結できる
Adobeから出ているIllustratorやPhotoshop、Lightroomなどのソフトはクリエイティブには欠かせませんよね。
それらのアプリもiPad版としてリリースされているので、iPadにアプリをダウンロードしておけば簡単な作業はiPadで完結することができます。
IllustratorやPhotoshopはまだ、デスクトップ版の全ての機能が使えるわけではなく動作も不安定なところもありますが、データはクラウド上に保存されるので、デスクトップ版で即時に編集を続けることができるのもとても重宝しています。
これらのアプリに不安がある人は代替アプリとしてAffinity DesignerやAffinity PhotoなどのAffinityシリーズがおすすめです。
デザイナー目線で考えるiPadProの惜しい点
私が考えるiPadProのデメリットは以下のとおりです。
- 作業によっては画面が狭い
- ワイヤーフレームの作成ができない
- アプリの強制終了が起こる
一つずつ解説します。
作業によっては画面が狭い
iPadには画面を分割してアプリを立ち上げることのできる、スプリットビューという機能があるのですが、私の持っている11インチだと画面がとにかく狭くて作業しにくくなってしまいます。
ネットサーフィンをする、メモをとる程度であればそこまで気にならないのですが、例えば参考資料をみながら絵を書いたり、資料を作ったり、という用途にはすごくやりにくさを感じてしまいます。
画面が狭いので、横にスライドしたり拡大・縮小したりと、動作が増えてしまうのでその手間がかかってしまいます。
このような作業を想定してiPadを購入する方はぜひ12.9インチがおすすめです。
ワイヤーフレームの作成ができない
私はWebサイトのデザインをするので、デザイン前に必要になる設計の部分でワイヤーフレームというのがあるのですが、この作成ができないことが結構不便です。
ワイヤーフレームを作るアプリとして、Adobe XDやFigmaというものがあるのですが、どちらもiPad上では閲覧のみで、作成・編集はできないようになっています。
なのでWebのデザインをする場合は、ほとんどPCでの作業がメインになります。そこが非常にもったいないですね。
アプリの強制終了が起こる
スマホを使っていて、「急にアプリが落ちる」という体験をしたことがある人は多いのではないでしょうか?
立ち上げているアプリや使用環境により変わると思うのですが、作業していたものが急に消えてしまったり、集中して作業していたことが失われてしまい、やる気がなくなってしまった、という経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。
PCやスマホ同様にこの現象はiPadでも起こり得ます。
個人的にiPad版Illustratorはこの傾向が強く出ているように感じ、最近ではあまり使用しなくなってしまいました…。
デザイナーのiPad活用方法【良い点、惜しい点もご紹介】:まとめ
いかがでしたでしょうか?
- 制作の打ち合わせ時、内容のメモ
- デザイン方向性のまとめに、画像や資料をまとめてピックアップ
- お客様へデザインのご提案資料の作成
- 制作中のメモ
- スクリーンショットへの書き込み
- 写真レタッチ
私は上記のようなシーンで使用することが多いです。
自分の頭の中の整理をするときにはとても役に立つツールなので、ぜひ購入を検討している方の参考になれば幸いです。